写真・映像修行記 修行記

冴えない写真をLightroomでの加工で整った写真に変える(写真・映像修行記 #30)

ローカルガイドの写真についての記事で加工について記事にすることを予告してましたが、その記事です。そのままではブログなどで使えないな思ったものを使えるものに変えるのはLightroomや写真編集アプリによる加工をうまく使うってことです。

Lightroomの加工というのは色調など現像の仕方でオリジナリティを追求するにも使えるのですが、写真を調整して美しいという方向ではなくて整った写真に治すということにもかなり使えるものです。派手なものではないけど、ちょっとした調整はSNSやブログなどネットでの公開では欠かせないですね。

しかし、なるべく加工の工程を減らすことや画質を維持することを考えると、加工するのは最小限に抑える撮影の工夫は常に意識しないといけませんね。そのために加工しているときのフィルタやトリミングを使ったときの気付きというのは撮影時に反映させるように心掛けてね。撮影して加工するときに直せばいいやという意識では撮影時に反映させて腕を上げることができなくなりますから。

早速オリジナル画像をみせる

原画像(RAW) 宗円交遊庵 やんたん 
Canon EOS80D EF-S 18-135mm (18mm) 1/40sec F/10 ISO 400 Lightroom現像
(C) Y.Takenaka 2019

これが原画像です。この画像で最も気になるのは、採光窓を正面にしてる逆光で撮っているために、明るいところと暗いところの差が激しいのです。

上の部分はオーバー気味で下の部分がアンダー気味。最上部が更に強いオーバー気味

となってます。最初の方針はこの激しい明るさの差をうまく扱うことです。

次に気になるのは直線の傾きです。正面から見える大半の縦線横線はごく普通なのですが、左端の縦線がやや斜めになってるのですね。これは撮影時にカメラが少し上を向いたことの影響です。APS-Cの18mmで撮影していますので、フルサイズの29mm程度という広角になります。広角レンズを扱う場合は、カメラの傾きはそのまま写真に傾きや歪みを見せてしまうので、影響が出やすいのです。

基本方針は、

  1. 1枚の画像の中で明るさの差を減らす
  2. 画像の傾きの調整

となります。

加工後の画像

加工調整後の 宗円交遊庵 やんたん 
Canon EOS80D EF-S 18-135mm (18mm) 1/40sec F/10 ISO 400 Lightroom現像
(C) Y.Takenaka 2019

上記の写真のようになります。この写真で行ったことは

  1. トリミング
  2. Lightroomの段階フィルタの利用
  3. Lightroomの円形フィルタの利用 (植物の部分)
  4. Lightroomの変形フィルタの利用 (画像の歪みの調整)
  5. 露出、彩度の調整 その他

といったところですね。

トリミング

この写真はローカルガイドの説明に使おうとしたものなのでフォーマットを横長の16:9にしていて、主に上部の明るすぎる部分をカットしています。さらに、やや傾いた左端の縦線と画像のバランスで不要になった端っこの椅子の部分をカットしています。

Lightroomの段階フィルタの利用

段階フィルターというのは、適当な領域の以上、以下で露出や色調、コントラストに違いをつけるものです。この写真の場合はまだ上の方が明るすぎると感じたので、真中付近から上の方を露光量を-0.5, ハイライトを-15, 白レベルを-25 にしています。更に上部1/4くらいのところから上の方に露光量を-0.33 にしています。最後に下部のテーブルと椅子が薄暗い全体的な印象が陰気になってますね。実際の見た目ではこれほどの明るさの差はないので、もう少し明るくしたほうが自然だし、陰気さがなくなります。そこで真ん中から下部方向に露光量+0.33, 白レベル -10, 黒レベル 10, かすみの除去 -5 にしています。

そうやって明るさの差が全体的に激しいものをおとなしくしています。この際の注意点は使い方を間違えれば、不自然な加工になりますから、段階フィルターのグラデーションを緩やかにすることと、露光量などを極端に変えないことです。極端な差がある場合は、この画像で上の方を2段階にわけて段階フィルターを掛けるように、使ってみることです。不自然に見えないように露光量をそれぞれ目分量で調整しています。

Lightroomの円形フィルタの利用 (植物の部分)

これは真ん中左方向にある植物が暗くなって印象としてのっぺりして背景に溶け込んでます。それを植物部分を円形フィルタを使って少し明るくすることで、背景との分離をさせます。

縦に長い楕円形に段階フィルタを当てて、植物をほぼいっぱいフィルターにかかるようにしています。次に、露光量 +0.17, 黒レベル 10,かすみの除去 -5 にしています。段階フィルタ以上にあっさり変化させる設定にしています。円形フィルタは変化が急になりやすいので、控えめの変化に抑えることが大切なんです。

Lightroomの変形フィルタの利用

この記事の最初の方に書いたように、撮影時にカメラがやや下を向いていた結果左端の縦線がやや傾いています。そこで変形フィルタの出番です。今回は単純に目分量で垂直方向 -7と調整しています。

変形フィルタの注意点は、画質がどうしても落ちるということです。歪めるので、解像度が高いものが解像度が並の写真になるってことです。ブログやSNSで利用するというのならば、この加工で失った画像の鋭さはさほど影響はないのですが、撮影時に注意しておいて加工をなるべくしないように心がけることが重要だと考えてください。また、画像を歪める関係で端の部分で無画像で白くなることがあるので、その点の注意があります。

露出、彩度の調整 その他

この4つ目の調整は一番最初になってもいいし、どの段階でもいいけど、その他の調整ということです。全体的に露出 +0.67 明瞭度 +10 かすみの除去 +10 自然な彩度 +15 彩度 +10 といった調整をしています。

その他ですが、変形フィルタを使った関係で最終確認として、画像の端の真ん中に一部白くなってることがあります。それには注意してください。特にトリミングで中央くり抜きではなくて端にかかる場合は注意が必要です。

最後に

最後に原画像と加工後の画像を同時に載せてみます。

原画像
加工後

加工後もちょっと暗さを感じるかもしれませんが、室内の逆光ということで、逆光らしさは残しつつも、全体的に暗い雰囲気をなくしています。彩色を濃い目に扱ってますが、下のほうがより自然な印象の画像になってます。明るさの差が激しいと、画像のほうが見た目より明るさの差は激しく写りやすいからね。

PS.

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