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手ブレ対策 その2 テーブル三脚をスタビライザー代わりに使う (写真・映像修行記 #32)

テーブル三脚をスタビライザー代わりに使うのはあまり知られてないけど、少し効果がある方法です。特に望遠系焦点距離を使うときによいんですね。ここまで対策をすることはあまりしないけど、いざというときに少し遅めのシャッターを手持ちで撮影するときに使います。ISと組み合わせるとISのみより少し良くなる程度なので期待し過ぎはできないですよ。

手ブレ対策をしていた2回めの記事です。最初の記事はシャッターボタンと人差し指の置く位置について書いています。単純に指の腹をシャッターボタンに乗せるというより効果的ですが、カメラ機種ごとに位置は微妙に違いがあります。シャッターボタン付近の形状やシャッターボタンの触感の影響が大きいです。その記事は次のところにあります。

マンフロットのPixi Evo

マンフロット Pixi Evo (C) Y.Takenaka 2019

pixi Evoを使う方はゴリラポッドより少ないかもしれませんけど、コンパクトになって持ち運べるのでかばんに忍ばしていますね。テーブル三脚なのですが、簡易スタビライザーにできるんですね。

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カメラに装着する

EOS80DとPixi EVO (C) Y.Takenaka 2019

普通の三脚なので、三脚ネジ穴につけておしまいです。

簡易スタビライザとして使う

簡易スタビライザーとして利用する場合の注意点は、

  • 三脚は広げたままにすること
  • 自由雲台のノブは完全に緩めておくこと
  • ストラップや手が三脚に引っかからないようにする

こういった注意点がありますね。三脚の底にできる三角形(面)でバランスを取ろうとするために効果が少し出るんです。

どんな感じに効くのか?

レンズを望遠焦点距離にしてカメラファインダーを覗くと、揺れ方がゆるくなだらかな感じになるんですね。そして、つけないときより、揺れ幅が少し狭まるんです。ラーメンにおける胡椒みたいなものというのかな。ピリッと効くということです。

それ故に、動画撮影のときにも違いが出てくるんだなとおもった。ただし、適切なサンプルが取れてないのでみせられないけど、EF-S 35mm IS macroでも効きがありました。

不可能な使い方

この方法は万能ではないです。たとえば、カメラを上に向けたり、縦位置で構えようとしたり、下に向けるときの動作なのです。

この場合は、Pixi Evoの可動範囲の影響なのです。L型プレートを使うと縦位置でも利用可能だとは思いますが、試していないです。ストラップを外すようにしないと使いづらそうですね。

正面から上下に+/- 15度位が使える範囲かな。その点だけは理解して使うと良いです。

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今日のアイキャッチ画像

(C) Y.Takenaka 2019

こちらはフクロウの信楽焼のものですね。陶芸の森での撮影です。

最終更新日 : 2021-01-24