風景を撮る時はいつも青空の色が気になります。深い青が欲しかったり明るい爽やかな青が欲しかったりしますが、青の処理で自然さが壊れることもありますよね。
オリジナル
今回はEOS 80D+ 18-135mm USMを使ってます。ブラケット撮影で+/- 2/3evで撮影を行ってますね。採用した写真は -2/3ev です。青空が残ってることと他の色が引き締まってたことが理由です。)DPP4 (CanonのRAW現像ソフト)で16:9にフォーマットを変えてます。これは下部に電線かな?ケーブルが写ってるので避けたほうがスッキリするだろうし、ワイド端(18mm f/10 1/200sec パターン測光)を使ってるけど、3:2では広さが窮屈に感じたのもありますね。
Polarrで手を加える
立体感が更にあって箱庭的な写真が似合いそうだなと思って、ジオラマ風を考えてみた。多くのジオラマ風は距離ごとに急速にぼかすことを見て取れて、それが気に入らなくて、弱ジオラマを考えてみたんですね。使ったソフトはPolarr Proです。Polarr ProはWindows以外でもMac OSやLinux、iOS, Androidでも提供されてるもので、どれかのOSの元でProを購入してると、アカウントを作ることで、他のOS用のPolarr(無料版)をPro相当に出来るというありがたい部分があります(Linux版はまだBETA版だったように記憶してる)。基本的にinsta映えするような意識をする時に使いやすいですが、ぼくはこのサイトで写真のエフェクトやリサイズをする時に活用してます。Polarr Proはまたいずれレビュー記事でも用意してみます。
勾配マスクを使って露光を空の部分を暗くして、下の部分も少し暗くしてます。ちょっと彩度も上げてたかもしれない。実は彩度を上げなくとも露光を少し抑える設定にするだけでも色はよく出ます。-2/3evでもオーバー気味になるところがあるってことですね。シャドウ部分が結構くらいからその部分に測光が引っ張られてるのでしょうね。
勾配マスクで露光を抑えるというものは上手く扱わないと境界線が人工的に見えるのでその取扱が一番難しいところかと思う。
おそらく、Photoshopでも同じことは出来るんだと思うし、ストックフォト用に処理をする時はPhotoshopは用意したいなと思ってますね。いまはそこまでやってないです。
比較
見ての通りある程度深い青が出てきて、この部分だけ見るとフィルムの時代のリバーサルの鮮やかさが少し出た感じになったように感じました。彩度を上げるだけじゃ、色がどぎつくなるだけでうまくいかないんですね。ハーフNDみたいなものを活用することもしたほうが理想なのかなと思ったけど、ソフトでの処理に頼ってみたってことです。
オリジナルはあっさりした印象が薄い感じになるのですが、処理で青も新緑も生きるかんじになりました。ただし、弱ジオラマのイメージで処理したことはあまり効いてないですね。意味がなかったのかも。苦笑 そのかわり露光を抑える処理をすることで青が引き立ったことは良いヒントを得た感じでしたね。その御蔭で雲の詳細が生きたように思う。
この日の青空はもう少し日中の明るい青でしたね。オリジナルほど薄くはないですが、処理後ほど深くはないというところです。
シャドウ部分をもう少し明るくしたいなと思ったけど、上手く行かなかったですね。可能かもしれないけど。もう1つは、中央部分の遠い山の部分の青味ですね。これが強調され気味に感じてて、ここをもう少し緑色が引き立てばなぁ。と思うところです。たぶんCPLで散光を押さえたとり方が必要なのでしょうね。処理無しで青空も生きるようになるしCPLは買わないとなと思ってます。
これは処理が失敗をして人工的な感じが強すぎると思ってるのですが、この日の青空はこの写真のほうが近いです。イメージとして、最初の樹木がピタッとピントが合って後にボケていくことができればなと思ったけど、上手く行かずにグラデーション的な立体感が出ないと感じた。F4.5で撮ってるのですが、こういう時はもっとボケるレンズが必要なんだなと感じてしまったです。ただ、非現実な理想だった可能性もある。面白そうだなと思って撮ってみると上手く行かなかったものですね。また、日中の強い光の処理って難しいんだと思う。葉っぱのコントラストが付きすぎますからね。。。
最終更新日 : 2021-01-24
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