shortcut VUrはBlenderの動画作成における、キーボードやマウスの操作を明示するものとしてポピュラーに使われてるものです。
Screencast Keysというプラグインもよく使われてたけど、現在最新バージョンのBlender 3.2では使えないのですが、同種のプラグインshortcut VUrは使える。
shortcut VUrをダウンロードして、そのままBlenderにインストールすれば使えるようにできるのです。
しかし、気になった点があるんですね。それは表示の色の変更は可能なのですが、その設定がセーブされないってところ。
そこで、プラグインの中身を見て、少しの改造で望むようにできたので簡単な紹介をしておきます。応急処置的な対処なので、少し敷居が高いです。
Shortcut VUrの入手先、インストール方法
githubの方からダウンロードすることになります。
ここで、右にあるCodeというボタンを押して、上記画像の黄色い矢印で示している Download ZIPがあるので、それをクリックしてダウンロードします。
そうすると、 shortcut_VUr-master.zipというファイルができます。
Blenderのプリファレンス(Preferences)からアドオン(add-ons)を選び上記のzipファイルをインストール。
その後、下記の画像のようにチェックボックスをオンにすれば使えるようになります。
使い方
インストールの後は3Dビューポート(3D Viewpoint)にて Nキー を押すと、上記のようなサイドメニューが出てきて、Shortcut VUrというタブが現れます。
ここで、Start/Stop Shortcut VUrというところをクリックすると、動作開始・終了ができます。動作中は次のような表示が現れます。
上記を見てもわかるように、Text colorやマスボタンのいろを変えたり、表示位置(上記ではLeftになってる。)を変更することは可能です。
しかし!、この変更がセーブされないのです。
私のようにBlenderのテーマを変更してる場合は、デフォルトでは調和が取れないと感じてしまって変更したかったんです。
使ってるテーマのこと(タップ・クリックすれば説明が現れます。)
この使ってるテーマは@kame404 (twitter) さんのmidnightを使っています。
プラグインのソースを少し変える
セーブされないのなら、応急処置として、ソースのデフォルト値を変更してやればいいだろうということで、ソースを確認しています。
改造するときには方法は2つくらいはあると思うけど、プラグインをインストールしたあとに改造する方法を紹介しておきます。
プラグインはインストールされると、上記画像の上にある C:>Users….. というところに格納されています。
- addons>shortcut-VUr-master>__init__.py というPythonファイルをエディタで開いてください。ここではVisual Studio Codeを使ってます。エディタのテーマはTomorrow midnight blueにしています。
- 位置の調整は、41,47,53行目の値を少し変えてみると良いです。
- 次に、色の変更です。
59,67,75行目を変えてますが、この値は(R,G,B)で各値は0から1までを取ります。すなわちRGB形式のカラーコードに対応しています。
ちなみに、文字色はアイボリー、マウスも非アクティブはネオンブルー、アクティブでアイボリーにしています。
このように書き換えてしまえば、もう完了です。
個人的にはテーマは通常は青灰系に統一していますが、クリエイトするところはミッドナイトブルー系に統一していますね。
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