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Neewerのステンレス製のライトスタンドとレフ板改造の続報 (写真・映像修行記 #25)

室内写真撮影のことを考えていくつかのやすい機材を買っています。今回は、Neewerのステンレス製のライトスタンドと写真・映像修行記 #24で扱った三角レフ板の改造のことを少し触れます。

このスタンドは2,500円位ということで格安ですが、実用上は十分使えると感じる半面、取扱にいくつか注意点があると感じましたので、この記事で触れておきます。

届いて1日で書いていますが、第一印象とレビューはさほど変わらないだろうと思ったので内容はレビューになってます。

購入先


Neewer ステンレススチール製 ライトスタンド 1/4インチ  78.7インチ/200センチ 調整可能、ポータブル、耐荷重スタンド スタジオソフトボックス、モノライトおよびその他の写真機器用 「シルバー」(amazon.co.jp)

商品

Neewerは格安中華系の撮影機材・音響機器を製造するメーカーです。アマゾンでいろんな物を売ってます。

スタンドも安くて売っていて結構な数のレビューが付いているし、売れてる製品の一つです。

特にアルミ製のスタンドがよく売れてますが、600円追加してステンレス製が買えるのなら強度や耐久性を考えてステンレスのほうが良いだろうという判断でステンレス製を買いました。

パッケージと比較

パッケージ

真ん中にあるのは45cmの物差しで、下にはトラベル三脚を比較として撮影しています。パッケージはステンレス製スタンドと日本語を含めた製品登録のお願いとアフターケア関係の説明です。

スタンドなので説明書はないです。とりあえず見て使ってくれというところです。製品保証の登録について日本語で書いてる紙が付いてる程度です。

大きさの比較

トラベル三脚との比較を載せてるのですが、スタンドはこんな大きさなんですね。細くって軽量といえます。

ライトやフラッシュのみでの利用でしたらスタンドのほうが取り扱いやすいです。

品質と注意点

上部

これはスタンドの上部です。ネジが付いていますが、これはカメラネジと同じサイズです。

見ての通りガッチリしていますが、プラスチックの成形は値段相応な質素な感じです。ここでは写ってないけどバリが少しある箇所も出ています。

これはスタンドの上部です。スピゴットは固定されていて、ダボの先はカメラネジです。変換ネジなどは付属してないです。Godoxのライトボックスをつけるのですが、このスピゴットで十分設置できました。

このとおりです。下の方のノブを緩めた状態ですが、1つ目の上部の写真と比べて先に伸びていますが、これはスプリングが効いてるために少し上がるのです。

このノブの占める部分ですが、緩めても柱がスムーズに出ない箇所があります。

この点は個体差があると思われる点で、柱の加工精度のグレードを値段相応にしてる結果なんだろうと推測しています。

ゆるいところ硬いところが出て着やすいですが、硬いからと言って上に強引に引っ張るのはやめましょう

テストしてみて柱が抜けたことがあるからです。抜けてもつけ直しは直ぐにできますし、簡単に抜けないことは書いておきます。 これが一番注意点です。

ヘキサゴンレンチがあれば硬さは変えられますが、おそらく強く占めると延長柱がスムーズに出なくなるでしょうね。

だから、適度な硬さが最初の状態なんだろうと感じてます。

柱を伸ばすときは上に強引に引っ張るのではなくて、横にねじりながらゆるく引っ張ると良いです。

何度か使ってると硬さが取れそうな印象はあるので、硬さを感じるのは最初だけかもしれません。

下部

これは下部の写真で折りたたんだ状態です。ビニールを敷いてるけど、これはスタンドの梱包に使われてたものです。リベットでつながってる支えには少し注意があります。

見ての通りの状態なのですが、スタンドの足を広げるところの支えのジョイント部分はリベットで接合されているけど、このリベットがついてる補強部分の面取りが甘いです。

つまり、床に置く際に傷をつける可能性があると思ったので、ビニールを敷いたままの撮影なのです。

ただし、面取りは少しは取られているので怪我はしないと思いますよ。もっと丁寧にするとコストがかかるからなのでしょう。

結果的に、値段相応な仕上がりということです。

脚の部分を広げた状態です。

この支えと柱が直角になったときに、脚が最大に広がって安定する状態になります。ですから、この状態にしています。

個人的にはこの支えのところに直角に保てるような簡単なストッパーがついてればなおさら良かったかなと感じています。

プラスチック製の安いものでもいいので使えそうなものがあれば教えてください。😁

脚の底です。

この脚の底はプラスチックのものになってるので、特に問題はないでしょう。野外で使う場合は何らかの工夫がほしいと感じるかもしれません。

また、この写真の柱の部分にノブを締めて固定しています。ここはしっかり止めてください

その他

下の段を伸ばせば大体140cm,上の段も伸ばせば大体195cmになります。このときは比較的しっかりしていますが、各ノブをしっかり止めておく必要があります。

特に上の写真にある脚の支えの部分のノブ(上から3つ目)が緩ければグラグラしやすいです。これも注意点です。きつくしすぎると大変でしょうし、程よい硬さを探ってくださいね。

まとめ


Neewer ステンレススチール製 ライトスタンド 1/4インチ  78.7インチ/200センチ 調整可能、ポータブル、耐荷重スタンド スタジオソフトボックス、モノライトおよびその他の写真機器用 「シルバー」(amazon.co.jp)

加工精度や柱を伸ばすときのスムーズさやちょっとしたところのプラスチックのバリや支えの部分の面取り具合いをみると値段相応の仕上がりになっていると感じました。強引に上に引っ張ろうとしないように注意してくださいね。

所々は書いたように気になる点はありますが、十分実用的な製品だと思います。強度としてはGodoxの60×60のライトボックス ( リンクはアマゾン )にストロボを付けて高くしても、室内なら倒れることはないだろうという印象です。

三角レフ板の改造について

真ん中のところについてです、この部分には直径10mmのワッシャーが入ります。深さは1mm程です。

写真・映像修行記 #24で扱った三角レフ板の改造のことですが、この気になった凹みは直径10mmのワッシャーが入ることがわかってます。そしてカメラネジのサイズがM5 ということでM5 x 10mmのワッシャーを用意すればよいです。

ここで一つ問題があったのです、M4 x 10mmは近場で売ってたけどM5 x 10mmは売ってないんですね。規格としてはネットでも見かけるのですけどね。

そこでM5 x 12mmのゴムワッシャーとM4 x 10mmの金属ワッシャーを用意してM5 x 10mmのゴムワッシャーを作ってみました。そうするとぴったり入りました。

穴を合わせて、両面テープでM4ワッシャーとM5ワッシャーを貼って、ハサミでゴムを切った程度で十分でした。

更に問題があって、この取っ手の部分は緩やかな曲面になってるために三脚に止めても固定力が弱いです。

さらに、#24で書いたようにゴムラバーやコルクテープを貼ると良いなと感じました。太さは1mm程度の薄いものがよいです。

5mmのゴムラバーを買ってみたけどこれは無理でした。いいものがあればまた加工してみようと考えてますが、今は保留です。

最終更新日 : 2021-06-27