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自作ピクチャースタイルを使って撮ったもの (写真・映像修行記 #20 )

今回は、写真・映像修行記 #18 で作った自作ピクチャースタイルを使って撮ったものを紹介ですね。

自作ピクチャースタイルについて

すでに #18 で記事にしてるのですが、その後微調整をしてVer 1.1という形になってます。トーンカーブをS字、逆S字にしただけですから、簡単なものです。特定の色を強調はしてない。 現在用意してるものと既存のものを状況によって使い分けなのですが、

  1. スタンダード : これはCanon謹製の既存の標準のものです。トーンカーブはフラットです。
  2. 弱S字 : これはトーンカーブをすこしS字にして、スタンダードよりコントラストを付けたものです。スタンダードより全体的にクリアでヌケが良くなる感じですね。
  3. 強S字 : 強めのS字トーンカーブです。コントラストも強いですが、色乗りがかなり良くなります。
  4. 逆S字 : 逆S字のトーンカーブで、影の部分の色乗りがよくなって明るさの差が少なくなります。これはコントラストが強すぎる環境で使ってます。#19で紹介したスライダー画像の一部で利用しています。フラッシュのように光が強く影がくっきり出るものでは使いやすいですが、全体的に色が薄くなるので、本当は現像時にビデオでのカラーグレーディングのようなことをすると良いと考えてます。

ざっと、そんな4つを使ってます。想定してるのはビデオ撮影なのですが、今回は写真撮影で使ってみました。

これは逆S字のトーンカーブを使った例です。黒がグレーっぽくなることや色が薄くなるけど、フラッシュによる影の強さの印象が弱くなります。

紅葉

紅葉の写真で使って見ました。

猿丸神社の紅葉です。EF 18-135mm IS USM

この写真はホワイトバランスを太陽光で撮影してみました。実際に赤みが強いものでしたから、いい感じの色になりましたね。これは強S字のものを利用しています。

これは色を強調しています。EF-S 35mm IS macro

これは35mm マクロの次の記事でも利用しようと思ってるのですが、これも強S字をりようしています。だから紅葉の葉っぱの色むらが強調されるようになってますね。また、開放でもこれだけの解像度を持つのはさすがマクロレンズだなというところです。風の対策でかなり早いシャッタースピード(1/800;ISO800)を利用しています。もうちょっとISO下げて、もう少しスローシャッターで絞りを4にしてピントの合う幅を広くしたほうが良かったかもしれない。

これはスクエアフォーマットにした理由は、3:2では白く飛んだ空が多く写って目立ちすぎたからです。これはインスタ向けという判断をしたんですね。

35mm IS マクロによるもの。

これも35mmマクロによるものですが、葉っぱが紅葉しきれてないですね。今年の紅葉は色むらが激しかったですね。おっと、余談でした。笑 これはピクチャースタイルはスタンダードを使ってます。S字の2つにすると、背景が黒くなりすぎると思ったからですね。

これは陶芸の森での撮影で18-135mmを利用しています。

これはスタンダードで現像してみても紅葉らしさが全く出てくれなかったけど、トーンカーブをS字にすると紅葉らしくなったことと空の色乗りも良くなったですね。

その他

これは大阪のヨドバシで撮ったものですね。

ヨドバシの裏っかわの広場です。18-135mm

でかい人形と水面に浮かぶ反射がオモシロイと思ったので撮ってみたものですね。コントラストが強すぎたら暗いところが厳しいということで、弱S字を利用しています。これをスタンダードで現像すると、色抜けが落ちて、スカッとした画像にならないんですね。ちょっと鮮明にしたということです。

美味しそうにみえるでしょ?

これは大阪にでかけたときに、カフェでパンを注文したときのものです。トーンカーブが強S字での撮影のものです。周りの邪魔なものを取り除くために16:9にしています。

これはトーンカーブが強S字がいいと思った発見だったですね。だって、パンの色が美味しそうに濃厚に見えるからです。スタンダードとかフラットで撮ると、ここまで色が出ないので、美味しそうに見えないんですね。これなら食べ物のストックフォトに使えそうだなと考えた。フードフォトではS字のトーンカーブは結構使ってんだろうなと感じた写真ですね。

最終更新日 : 2021-01-24