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Minilab3 を買った

AUTARIAのmidiキーボード Minilab3を購入したので、雑感を書いておく。DAWの設定は対応してるものならば手間いらずです。製品そのものは丁寧な作りで、使いやすい感じです。

他社の25腱のミニキーボード載せたものよりやや大振りですが、全体的な大きさは14インチのノートブックのサイズでややぶ厚めといったところです。

外観

全体的な雰囲気は白を基調にしてるアートリアらしく、作りも丁寧な製品なので全体的に清潔感があるものになっています。

minilab3 side

サイドにはARTURIAのロゴが刻印されてるようになってて、木目調のパネルが付いています。

minilab3 back

背面にはUSB CとペダルのControl, Midi Out があります。ここも後で少し説明を加えます。

ディスプレーはDAWと連動しています。この黒いノブと右上のShiftボタンでいろんな操作をするようになっていますね。このShiftボタンやHold, Oct-/+の4つのボタンは半透明のプニプニする素材です。見ての通りONのときは光ります。

作りの丁寧さはいくつかの写真を載せておきます。

キーボードとPAD

minilab3 keyboard (close up)

キーボードは上記写真のとおりですが、ベロシティ対応になっていまして、ベロシティの選択は3種類+固定を選べます。この設定は下に書いておきます。

写真のようにわりかし丁寧な作りのキーボードだとわかるでしょう。ミニキーボードの中では大きめだけになれなくっても複数の鍵盤をうっかり押してしまうことは起こりにくいように感じています。

minilab3 pad (close up)

パッドはやや小ぶりで、指先2つ分サイズくらいかな。やや小さく感じますが、フィンガードラムにもなってくれるけど、基本的な使い方はループや停止再生録音になってきますね。DAWの操作にも関わってきます。特にAbleton Liveには効果的に使われるようになってますね。

写真を見てもわかるように汚れが出ていますが、表面がなめらかではないだけにパッドを多用すると汚れやすいようです。この素材は使い続けると色がやや黄ばむ可能性があるかもしれないから、指先の汚れが付きやすいこともあってこまめに掃除をしておく必要がある。

ノブとフェーダー

minilab3 knob (close up)

ノブのサイズは適度につまめて適度に重みがあるタイプです。取り回しは十分ってことかな。

minilab3 fader (close up)

フェーダーも適度なトルクもあります。操作は安定してる。フェーダーごとに若干の重さの違いはあるけど、丁寧に感じれば分かる程度なので、さほど気にならないから許容範囲といえば言えるくらいと思うかな。製品の価格帯を考えるとこの辺は若干のばらつきは出やすいところなのかも。

ディスプレー表示

これはAbleton Liveを利用するときにDAWモード(Shift+Pad3で切り替える。)で使ってるのですが、この表示はAbleton Liveのセッションと連動しています。FL Studioのチャンネルラックの表示にも対応していました。

ちょっと余談:Davinci Resolveのfairlightとのこと

Davinci Resolveのfairlightで使えるかと思ったけど、こちらではよく分からなかった。HUI対応なので使えるのを確認できたか修正します。HUI利用時は、本体からのmidi 入力出力をHUI対応のもの(MiniLab 3 MCU)で設定する必要があります。(→ ARTURIA公式のMinilab3 一般的な質問:ポート設定 を参照してください。)

キーボードとパッドのヴェロシティ、ペダル設定

キーボードとパッドのベロシティは3段階+固定の対応できるのですが、デフォルト硬い柔らかいと理解しておいていいです。高級品だったらベロシティ曲線の設定はさらに細かくできますが、そのような製品ではないです。単純な変更はできます。

これはMIDI Control Centerというソフトです。ARTURIAに登録したあとに、ARTURIA Software Centerという管理ソフトをInstallしてから、ダウンロードできます。このソフトを使えば、簡単なベロシティ曲線の設定ができます。

このスクリーンショットのDEVICE SETTINGというところをクリックすると次の画面が出てきます。

矢印のところがベロシティカーブの設定ができます。これでキーボードとパッドのたたき具合の調整ができます。工場出荷の設定はliniarというものになっていまして、それを一つの基準にして、ゆるく叩いても音を大きく(柔らかい)というのならば、Logを選び、強く叩きたい(硬い)とするときはExponentialを選びます。

この名称は数学から来ていて、ログ曲線と指数関数曲線の違いなんですが、直線より上に膨らんでるか下に凹んでるかの違いと理解しておいていいです。ログの方はリニアより弱い叩き方で強い音が出るし、エクスポネンシャルの方は、リニアより強く叩かないと音が大きくならないという理解でいいです。

ただ、キーボードのベロシティは1つの設定だけですが、パッドは叩いたときとアフタータッチのときの2つの設定があります。アフタータッチの方はなんとも言えないので僕はリニアのままにしてあります。

その下にあるPetalはもちろんペダルの設定です。

保証のこと

アートリアの公式では日本語のMinilab3のページでも書いているのが5年の保証がついてると書かれています。それだけ製品に自身があるということなのでしょう。ただし、輸入代理をしてるコルグの保証書には一ヶ年と書かれています。

この件については購入元のサウンドハウスに確認を取ったのですが、この問題は把握してるようで、コルグとアートリアの間で協議中とのことでした。書いてることが違うやんか!となりかねないので慎重に対応中ということなのでしょう。

サウンドハウスとの保証の違いも気になったのでそちらも合わせて聞いていますが、仮にコルグが1年ならば3年の通常保証になるという話でした。コルグが5年になおすという事ならば5年になるということのようです。

この製品はそう簡単には壊れないだろうという感触はありますが、わかりませんからね。この点に気になる場合は購入される予定があるのでしたら、購入先にご確認ください。

付属ソフト

付属ソフトはAbleton live lite, Analogue Lab Lite、UVIのModel D、Native InstrumentsのGentlemanなどですが、あとサブスク系のものもあります。loopcloudは使ってないからわからないけど、melodicsは登録しました。

初心者にとって見ればありがたいと思ったのがmelodicsです。教育サービスですが、パッドの叩き方鍵盤の扱い方などわかるようになりますね。やってて思ったのは、minilab3に付属してるものはいくつかのコースがプレゼントされてるようですが、無料で扱うサービスも時間制限なく使える点です。やりたければやりたいだけやれるっていうのがいいですし、その点はこのクーポンを使って登録した利点になってました。

英語のサービスですが、ゲーム感覚で学べるような工夫がされてるのが特徴ですね。専門用語で学習にゲームを取り入れるのをゲーミフィケーションというのですが、その手法を使ったサイトということになります。