YouTubeへの動画を撮るなら基本的なセオリーを押さえておいたほうが行き詰まらずに運営できる力になります。
とくに、2026年のYouTubeの明確な方針から大量生産や手作りの大切さが重視されるように変わりました。
そのためのよくある大量生産を意識したようなYouTube攻略本の手法だけではスパム扱いされつつあり、全く価値を認められなくなりつつあるのです。
むしろ、ネガティブに働くリスクがあるので、作り方や発想を転換するほうが今後有利になります。
これはYouTubeにおける大きな分岐点に変わっていて、より小手先の手法が通用しなくなるのは続くでしょう。
だから、よりユーザー目線で楽しませることが重要になったからです。
前回の記事ではディレクター目線の本とマーケター目線の本を紹介いたしましたが、今回は映画監督の目線で動画を作る本を紹介しつつ、対照的な猫の人気チャンネルを2つ紹介してケーススタディをみてみます。
これはセオリーの大切さを確認しつつセオリー外でも視聴者がついてくるものの比較をしてみます。
映画監督が教えるまた観たい!と思わせる 動画の法則 スティーブ・ストックマン
この本の世界的な位置づけについて
この本は海外ではかなりの定本である。How to shoot video that doesn’t suck / Steve Stockmanというタイトルで2011年から販売されてる動画制作本です。位置づけとしてはgoodreads.comで 1288の投票で4.2/5という評価 131レビューが付いています。(2026/1現在)
どうしても本としては地味な包装で特に煽らないタイトルなので目立たないけど、内容はしっかりしているというタイプの本だと理解していいです。
国内では映画監督が教えるまた観たい!と思わせる 動画の法則 スティーブ・ストックマン著 という書物として翻訳されてボーンデジタルから発売されています。
特徴
7つのパートと71の項目に分けて作成されているのが特徴です。辞書的にも通読でも使いやすい形式で地味と書いたように写真は使われてるのではなくてイラストと文字の構成になっている。
手作り感がある雰囲気を持っています。心構え、準備、機材のこと、動画をまた観たいと思わせる仕掛けのこと、ジャンル別の示唆、ポストプロダクション(撮影後のこと)、まとめ といった映画学校の副読本のようという話出てる通りの構成になっていますね。
だからこのタイプの本を読む前と読んだ後は少し意識を変えられる本と考えていいと思います。
かなり良いと思った点
これは準備と台本、カット割りの重要性です。おそらく何も撮影したことがない人にとって具体的な取り組み方はわからずにいますが、それをショートカットできるようになれるんですね。
ショットリスト(各シーンをいしきすることかな)を作ったり1カットは10秒以内とか おそらくダラっと撮ってしまう失敗がだめなのはよく分かるようになってますね。
あとズームは使わないといった基本など冒頭にかなり大切な12個をまとめててそれを知るだけでも取り組み方が理解できるようになります。
すべては視聴者を退屈させないという工夫で溢れていて、本のタイトルのように翻訳ではまた観たい!原著ではdon’t suckという意識が軸になってることがわかります。
これはいまYouTubeで視聴維持率というのが重要な指標になっているために不可欠な対策にもなるので知ってるか知ってないかで随分変わるわけです。
それはカット割りをしっかりするために起きるリズムテンポを作れるという利点もあるからなんです。他にも引き出しが多い本なのですね。長年売れ続けている本というのは納得できる。
この本は動画制作における頭の使い方を学ぶ本ということです。
だから色褪せることがないのでしょう。
ケーススタディ セオリーの見本とセオリーを破ること
2つの猫チューバーについて比較してみます。かなり対照的な姿勢ですが、どちらも人気チャンネルという特徴があります。
元野良猫チャチャとR me
このチャンネルの特徴は、この本のセオリーを読んでいればまさに見本というちゃんねるで、随所にセオリー通りの工夫と応用が見て取れるぜひとも参考にしてほしいチャンネルなんですね。
長軸動画なのですが、最後まで思わず見て飽きさせない工夫されていて、カット割りの重要さを改めて理解できる点です。
音とカット編集の良さに注目してみてください。それに応用としては、特にチャチャくんが散歩を始めるときに鎧をつけるシーン(この動画では16:10位から始まる。)はお決まりの定番で多くの視聴者がこれをかなり期待している水戸黄門の印籠のような効果を生んでいます。
ファンを引き付けてやまない大きなチャンネルになってるのもこのチャンネルが視聴者を大切にして楽しませようとしているからなんだと思います。
2 カゴ猫Blog
このチャンネルはかなりの老舗チャンネルで主役のしろさんなど猫ファミリーもかなり世代交代を果たしてしまったのですが、昔からの方法が続いていて多くの人が観続けてるチャンネルの一つです。
こちらのチャンネルはこの本の手法と全く逆で先に紹介したチャチャくんが動とすればこのちゃんねるは静になっています。これは古くからの視聴者もいますが、過剰な演出を好まないのんびり猫を見てたいという人には支持されているのですね。
まさに映画撮影とホームビデオのちがいみたいなところが癒やしを産んでいます。そして、生活感、田舎の懐かしさスローライフ的な空気感といったものを持ち合わせているのも特徴ですね。
ここの猫ちゃんたちはかなりのんびり穏やかな子が多いです。その穏やかさが長回しと固定アングルがより良いふうに効いてるように思えます。
そして老舗猫系や犬系ちゃんねるではこの雰囲気になってるところでいくつか生き残っています。
なぜなぜ??
視聴者はそれぞれニーズがあって、過剰な演出に疲れたという人たちもいることと積極的に楽しみたいという人達もいるということなのでしょう。
ここでYoutubeでは動画撮影のセオリーとセオリー破りが同居するということがおきてるのです。どちらのちゃんねるも猫ちゃんたちへの愛情のあることがよく伝わることも書いておきます。
まとめ
正解は一つではないということを示唆しているのですが、それでもセオリーを理解しておくことは何かと仕掛けを入れることや準備の大切さを学べるというのは紹介したこの本の良いところだと強調しておきます。
確実に困ったときに助けになるのと確実に大量生産動画のアンチテーゼになりますので今後重要なスキルとして頭の片隅においておくとよいですね。
試行錯誤して壁を乗り越える際の工夫の指針を手に入れることができるからね。静も動もどちらもニーズを持っていますが、特徴を活かすということなんでしょうね。
セオリーを大切にしつつセオリーに縛られないことって大切ですね。
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